所在地 〒337-0005 さいたま市見沼区小深作367
電 話 (048)683-5237
FAX (048)688-2103
認 可 1965年11月10日
理事長 高橋 修人(たかはし まさと)
園 長 高橋 修人(たかはし まさと)
小百合モンテッソーリ学園 主な理事、評議員
松本静子(東京国際モンテッソーリ教師トレーニングセンター所長、AMI国際公認トレーナー)
前之園幸一郎(日本モンテッソーリ協会・学会 元会長・理事長、青山学院女子短期大学名誉教授、元学長)
江島正子(群馬医療福祉大学大学院教授、日本モンテッソーリ協会・学会 常任理事、「モンテッソーリ教育」編集委員長)
野村緑(東京国際モンテッソーリ教師トレーニングセンター助手、附属聖アンナ子どもの家副園長)
「モンテッソーリ教育」と「カトリック保育」
1965年11月10日認可され、翌1966年4月、設立母体 援助修道会によってカトリック系ミッションスクールとして開園しました。
1980年からは、モンテッソーリ教育法を取り入れ、1989年に学校法人を設立、
四季を彩る美しい自然に囲まれた中で子どもたちと共に歩んでいます。
1997年大宮市都市景観賞受賞(辻垣建築設計事務所 設計監理)
援助修道会(煉獄援助修道会)について
創立の由来・使命と目的
北フランスのリール郊外に生まれ育ったウージェニー・スメットは、
「戦う教会(この世の教会)のためには数多くの修道会がある、
しかし苦しみの教会(死後、清めを受けている霊魂たち)に
「熱誠と愛徳の業によって余すところなくささげられた修道会は一つも」なく、
この足りないところを補うよう招かれているのは自分であるとのインスピレーションを受け、
1856年1月19日、パリで本会を創立しました。
会の目的は「神のいっそう大きな栄光のために、
死を通過して清めを受けつつある人々においてイエス・キリストが果たしておられる解放の業に、
余すところなく自己を奉献すること」(会憲12条)ですが、これには、社会における多様な使徒職への献身が含まれています。
それは、会のカリスマの核をなす「聖徒の交わり」が生者と死者の間での連帯と同時に、
この地上に生きる全ての人との連帯に会員を招くからです。
会員たちは、全ての人々が「創造された目的に達するまで手伝う」ことを使命とし、
「善いことなら何でも手伝う」という創立者の精神に基づき、
二十四ヵ国で「欠けたところ」を補い「忘れられた人々」と連帯することを目指して働いています。
おもな使徒職
会員それぞれがいだいている賜物に従いつつ、
社会の必要性や時のしるしに応えるべく、各自、多様な使徒職に従事しています。
例えば、日本では、幼稚園から神学校・大学までの教育、小教区での宣教司牧、医療関係、
ホームレス・精神障がい者・アルコール依存症・同性愛者・滞日外国人・難民といった人々への支援、
高齢者の介護などの使徒職をしています。
創立1856年 フランス
参考文献
林 義子(2015)『シスターたち-その歴史と今と未来に向かって』
pp.170-171. 女子パウロ会
「異年齢のクラス環境」
「質の高い少人数制」に基づいた
グローバル基準の教育実践
カトリック的教育観に基づきながら
他者を認め対話の出来る子ども、円満な社会性をそなえた子ども、
あたたかい思いやりのある子どもを愛の精神の中で育てています。
またモンテッソーリ教育法によって、子どもたちにとって最もふさわしい時期に日常生活の練習、感覚、数、言語、文化など
一人ひとりの子どもの要求にあわせて与えていきます。
子どもには敏感期と呼ぶある特定の事柄(感覚、数、言語、文化、運動、分類、整理、序列、秩序性)に対して
とても鋭敏になる時期が必ずあります。
これは発達の傾向性の現れであって、この時期に教育学的に準備された環境に出会い、良き援助者がいると、
子どもは夢中で環境の中から自ら選んだ教具を手に取り、繰り返しやってみようとします。
本物の針と糸で刺繍をし、本物の包丁で野菜を切り、指先を洗練にしながら、4桁以上の大きな数を自由自在に扱い、
統合化された読み(Total Reading)を獲得していく大切な時期なのです。
すべてのクラスにはこうした教育的要素に基づいた教具がたくさん準備されています。
小百合幼稚園では、このような「敏感期」を重視し、
準備された「環境」の中で、人がその後の人生の中で必要となるあらゆる側面の能力を獲得できるよう援助しています。
本年度も東京国際モンテッソーリ教師トレーニングセンター(Montessori Institute of Tokyo)の教育実習園として、
国際モンテッソーリ協会(AMI Association Montessori Internationale)の教育プログラムに従い運営してまいります。
国際モンテッソーリ協会 AMI(英文)
https://montessori-ami.org/
日本モンテッソーリ協会
https://japan-montessori.org/
1870年イタリアに生まれた女性初の精神医学博士マリア・モンテッソーリが、確立した教育法です。
子どもの人格等まだ認められない100年以上前の時代において、
モンテッソーリは、子どもひとり一人の発達段階において必要な援助が行なわれたならば、
穏やかで忍耐強い知性を備えた人格が形成されるという事実を発見した偉大な教育者です。
「子どもには自ら成長しようとする生命力があり、与えられた環境の中からあらゆるものを吸収しようとする力を持っている」
これは、それまで子どもは教え込んで育てるものという教育論とは反対の、
子どもの中に秘められている未知の力の発見でした。
この力をモンテッソーリは生命衝動という言葉で表現しています。
更に子どもには成長する上で見逃す事の出来ない「敏感期」という時期があると述べています。
そこで、適切な援助の出来る大人が整えられた環境を準備し、
その敏感期に子どもが準備された自由と規律のある環境の中で、
繰り返し自主的な活動を行ない集中という現象をもたらしたならば、
子どもは、穏やかで耐性のある自立心を備えた正常化された人格を持った人間が形成されるのです。
子どもは未来の大人を創造するために働いているので、
この自主的な活動をお仕事と言います。「歩く」ということも子どものお仕事のひとつです。
一般にモンテッソーリのクラスは、縦割りクラスになっています。
年長の子は年下の子をお世話したり、年下の子は年長の子に敬う心を持ったりと、
日常の生活の中で社会に適応する力を育んでいきます。